再発防止策

なにやってんでしょうねぇ…。

人身事故が起きてないからため息つくくらいで済んでますけど、これはそういうレベルのハナシじゃありません。大失態、始末書くらいじゃ済まない立派な事故です。



踏切に三脚立てて撥ね殺されるのはバカな撮り鉄の勝手ですけど、これで踏切渡ってた人が轢かれでもしてたら謝って済むこっちゃないんですから。

再発防止策:

(1)作業マニュアル(手順書)の見直しと再整備
(2)責任と権限の明確化
(3)監督者及び作業員への再教育の徹底
(4)作業終了時のチェックリスト確認を再徹底

まぁ、こんなところでお茶を濁すんでしょう、だいたい想像がつきます。フィジカルな事故が起きていないから、当事者の意識だって(うっせえなぁ、誰も怪我してねえんだから、関係ねえヤツらが外野でキャーキャー騒ぎ立ててんじゃね-よ!)てなカンジで逆ギレ気味もしくはヌルいまんまちっとも改まらないだろうと思います。

ここで当事者の想像力の欠如なんてことを云い立てたって意味ないでしょう。もともとそういう能力がありゃ、こんなみっともない初歩的なミスなぞ犯しません。

もしも一人でも死傷者が出ていたらどんな事態になったのか、手順がひとつ抜けたことが他人の生命財産を脅かし損害を与え、その結果、自分が罪に問われ牢屋にブチ込まれて懲役を勤めなきゃならないなんて、考えたことないに決まってんですから。

安全って、いったいなんだと思ってんでしょう。

うえに列記した再発防止策なぞ、なんぼ『再徹底だ!』と力んでみせたところで、組織のトップから末端までそれが本当に必要なことだという認識が浸透し共有されて全ての活動がそこからスタートするように変わらない限り、そんなのただの作文です。組織の中に本件を他人事だと考える者が一人でもいれば、立派な手順書もたちまち絵空事。何故なら問われているのは上っ面の手法などではないから。組織としての根本的な考え方であり価値観や倫理観であって、最終的には企業理念が問われる問題だからです。

いっくら規定や手順書を書き直したって、そもそも当事者が業務遂行にあたってそれを守ることの意味を自らの責務として認識できてなけりゃ守るワケがない、そのぶん(それを遂行する者にとっては)【余計な手間】がかかるだけなんですから。ちょっと前ですけど、函館線のポイントで明確に規定されてる規格を無視して、そのうえデーター改竄(虚偽記載)して貨物列車脱線させた業者がいましたよね。しかも、それが第三者から指摘されるまで鉄道事業者は抜き打ち検査も監査もしていなかった。

当事者ってのは不始末をしでかした工事業者だけじゃない、むしろそれ以上にJR九州自身です。JRが、『工事業者の確認不徹底により…』なんて云いながら、いかにして自らに責任が及ばない文書とするか細心の注意を払って改訂する、なんてことやってたんじゃ、似たような事故は遠からず再発します。んでも、自然災害で被災したお荷物路線はサッサと廃線にして、従業員の多くを不動産はじめ本業以外の業務に振り向けるような企業体質に、インフラだの社会資本だの国民の生命財産だのと云ったって、そんなの最初から聞く気ないでしょう。

別の会社のハナシとはいえ、なんせ架線支柱が折れてお客を乗せた列車に倒れ掛かってブッ壊して止める時代です。絶対でなければならない車上信号機に実在しない幽霊列車が現れる時代です。

安全第一だの危険予知なんて、事故が起きてから掛け声かけてるようじゃ、お神輿かついでワッショイワッショイ云ってるのと大差ありません、世間に向かってアタマ下げるのがみっともないから勢い付けるために景気つけてるだけです。

民営化から僅か30年で、鉄道の信頼性・安全性がここまで地に墜ちるとは思いもしませんでした。

21世紀はまだ80年もあるのに、早くも『世も末じゃ』ってカンジ、しませんか…?



*** 追記 ***

これ、まさか復旧前に影響を受けて遅れが出た各列車の車内で、『踏切で安全確認を行なっているため…』なんて他人事みたいな顔していい加減な放送流したんじゃないでしょうね?

安全確認しなきゃならない原因は【JRが自分でしでかした不始末】なんですから、事実を包み隠さず説明するのはせめてもの誠意ってもんですよ。

どうしてメディアはそーゆー切り口の取材をしないんスかねぇ? ワタシが記者なら、ワリ食って遅れた列車から不機嫌な顔して降りてきた乗客にまっ先に聴き取りしますけどねぇ。

忖度してんだか、アタマ悪くてそこまで気が回んないんだか…。

*** 追記、終わり ***







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コメント

Champcar97

私もこのニュース読みました
まつしまさん、おはようございます。
このニュース、私も見ました。
始発列車の時間が迫っているから、最後のチェックがなおざりになったということでしょうか?
でも、決められたことができない人が増えているのでしょうねぇ。
まあ、昨今のJRのやっていることを鑑みると、このままで終わりでしょうね。
ほんとに犠牲者がでないと、マスコミも騒がないでしょうから。


五十鈴拓磨・父

「再発防止につとめたい」って
会社の内部監査、不適合指摘を出した後で、
「オイ、再発防止考えなきゃナンネ~からナ!”再発防止につとめたい”なんてのは、”うっせ~!外野は引っ込んでろ!”って意味だからな!覚えとけよ!」
と言ってやったら、即答で、
「再発防止につとめたい」
この野郎どもが!
ま、この例も、「再発防止」を本気で考えているとはつゆほどにも思っておりません。

急行まつしま2号

Re: 私もこのニュース読みました
Champcar97さん:こんにちは、コメントありがとうございます。

始発列車。色々な意味を考えさせるキーワードです。作業の質(難易度)、量、時間、工数、工事本体と付帯業務の比率、発注元と受注業者の力関係等々、数値で可視化を図ったときに、そもそもその業務が適切に遂行され完了され得るものだったのかどうかが判りませんからなんとも言えませんが、作業者監督者の質以前に物理的に可能な業務だったのかどうか。

そのうえで、従事者全体のスキルやレベルが業務にマッチしていたのかどうか。

メディアたるもの、自分で調べないまでも、せめてそういった指標くらいは読者に示唆できなきゃ、『わたし、バカでぇーす!なんも考えてませぇーん!』と云ってるのと同じじゃないかと思います。

決められたことができない、とゆーか、決められていることを知らない労働者が多くなってんじゃないでしょうか。何か指導しようとするとすぐにパワハラにされちゃうから、上席者が部下に必要な指導もできなくなってる。その結果死ぬのが部下本人なら自業自得ですけど、無関係な第三者が轢かれて死んだら、もはや個人の責任じゃないですよね。組織に殺された、ってことになっちゃうんじゃないでしょうか。

なんだかアンタッチャブルじみてきたなぁ…。

急行まつしま2号

Re: 「再発防止につとめたい」って
五十鈴拓磨・父さん:こんにちは、コメントありがとうございます。

まぁ、即答で斬り返してきたんならそれなりにアタマが回るってことですから、少なくともバカじゃありませんね、被監査者は(笑)。

そーゆー御仁が後任に据われば、次の外部審査はさぞ見応えのあるイベントになるんじゃないですか?他人の不幸は蜜の味といいますから、是非ともそうなるように画策なさってみては♪(笑)。

本件に限らず、この10年ほどの間に起きる事故の質(レベル)が目に見えて低下しています。JR各社がいかに再発防止策に【本気で取り組んでいるか】がまるで手に取るよーに判りますね。翻って、通勤電車に乗る必要のない【失業者】という我が身の立場がこれほどありがたいとは思いもしませんでした。

YASUZIRO

こんにちは。
再発防止=是正処置=原因の除去
なかなか真の原因にたどり着けず、教育でごまかすのが多いですね。

急行まつしま2号

Re: 不適合&是正処置
YASUZIROさん:こんにちは、コメントありがとうございます。

一昔前と違って、不適合と是正処置という用語から相手が受けるべきインパクトが全く薄まってしまっているとゆーか、意味合いが変わってしまっていると感じます。

やはりISO認証取得企業によるデーター改竄とか無資格検査などの【悪意に基づく不適合】が次から次へと明るみに出て、それらがQMSを信頼を置くに足る権威(国際基準)から引きずり下ろしてしまったとゆーことなんでしょうね。結果としてISO認証を返上する動きが顕在化しているというハナシも聞きます。

確かに金も手間も人もかかりますから、やらずに済むならISOなんてサッサとやめたいというのが各企業の本音だろうと思いますが、それでタガが外れたら品質責任という制御弁が消滅しかねないワケですから、その時点でもはや中国やインドとの競争に勝てなくなっているかもしれません。品質管理を【やらされていること】と考えるようになったら、もう今世紀を生き延びる余地はないのかもしれません。

真因にたどり着けないのか、たどり着こうとしていないのか、その能力と態度が明暗(=生死)を分けるんじゃないかと思っています。
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プロフィール

急行まつしま2号

2019/8/12 に Yahoo blog から移ってきました。2008/3/28 から活動しています。

残念写真はFH君(高校時代の同級生)の叔父さん(故人)が1960~62年にかけて撮影したもので、まつしま(以下、管理人という)は約40年前、高校卒業時にそのベタ焼きスクラップ帳をFH君から預かりました。

約半世紀が過ぎ、管理人にも終活準備の必要が迫ってきましたが、どの被写体もこのまま埋もれさるのはあまりにも惜しいと考えて公開を決意しました。

全ての記述と残念写真を除く全ての画像は、管理人によるものとお考え下さい。従って、残念写真に対する苦情・異議等は、いっさいお受け致しかねます。この点、あらかじめご了承頂くとともに、不同意の方の閲覧は(たとえ記事が全公開に設定されている場合であっても)お断り致します。

また、残念写真以外の全てについては、管理人の責任と権限で対応致しますが、管理人が【適切でない、相応しくない、好ましくない、不快である】等と判断した書き込みは、発見し次第、全て管理人の一存で警告なしに即刻削除します。この点も併せてご了解頂きます。

なお、上記の点は、全て【管理人の固い意思】であって【どなたからどのような種類の申し入れ等があっても応じない】こと、及び【どなたとの議論にも応じない】ことを、あらかじめ明記しておきます。

これらの方針に同意されない方の閲覧は当方から固くお断り致しますので、どうぞ速やかにご退出ください。

記事を閲覧される方は、(万が一紛議等が生じた場合も含めて)全てここに記述した方針に同意され応諾された方として対処致しますので、念のため此処に併せて明記しておきます。

原則的に【来る者は拒まず】が基本スタンスですが、ただし、管理者に対して過去に敵対的言辞等を執った事実のある者からの再接触等は、たといそれが当該敵対的行動の撤回及び謝罪並びに釈明等であっても、その全てを拒絶します。

もし釈明や和解の必要を感じたなら、その時点で直ちにそう処置した筈であり、またそう処置すべきでもありました。それをしないまま再接触を図るということは、

①なんらかの意図があって、非敵対的な態度を偽装もしくは隠蔽している

②記憶力に欠陥のある攻撃的性格

上記①または②のいずれかと考えざるを得ません。すなわち将来に於いて再び敵対的言辞を吐き散らし敵対的行動を執る危険性が極めて大きい者である可能性を窺わせる者である、と見做し得るわけで、そういう面倒くさいヤツと関わり合うのは金輪際願い下げ、二度と御免蒙ります。

そんなヤツに愛想笑いなどする気は全くありません。見つけたら直ちに叩き出して塩を撒くので、そのつもりで。

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