文句なし!これぞパーフェクト残念写真っ!

あるお馴染みさんのブログ記事で最末期の旧形国電のカットをいくつか拝見して、ちょっと胸が熱くなりました。それで、残念写真の旧形国電を洗い直してみようかなと思い立ち、スクラップのファイルを繰り始めたんですが…

なんだこれ??

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前後のベタから東海道線山科付近をウロついたときの邂逅と断定しましたが、国鉄にこんな短い電車は走っていません。ゲージと軌条の貧弱さから導き出すべき結論は京阪の京津線です。

んで、京津線といえば60形・びわこ号ですよね。(えっ?ご存知ない??困ったな…)

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ピントが甘いのではっきり判読はできませんが、前後の中扉横に【びわこ】と大書したプレートがついています。撮影は61(昭36)年秋と思われますので集電ポールは既に1本に改造されています。

これ、3編成(とゆーか連接車なので3両)ありましたが、最後に廃車になったのは1970(昭45)年、大阪万博の年だったそうです。1934(昭9)年就役ですから、戦争を挟んで35年稼働したんですね。いま寝屋川に静態保存されている63と同じ車体かどうかは、もういっぺんベタを超高精細でスキャンし直してもおそらく判別できないだろうと思いますが、現役の姿を記録した写真が意外に少ない車両なので、(へぇ…!)と驚きました。

けど、それはそれ。

まともに写ってませんよね、これ…。

1枚目は木立で顔が隠れちゃっていますし、2枚目も架線支柱&逆光という最高の撮影コンディション、撮影者の腕前に思わずため息が出ちゃう残念カットです。

山科の大カーブで東海道線の看板役者たちをバシバシ写した後、山科駅まで歩いて戻る途中で遭遇して慌ててカメラを構えたんだろうと想像しているんですが、それにしたって、ねぇ…。

もうちょっとなんとかならなかったんでしょうか、せめて、(いつ現れたってちゃんと撮ってやるぜい!)的な心構えで前後を警戒しながら歩くとか。

まぁ、なんとかならなかったからこそ【この結果】なんでしょうけど(苦笑)。

これまで撮影者のアグレッシブにして結果を怖れぬ勇敢な活動姿勢には折に触れて幾度となく尊敬と賛嘆を表明してきましたが、この2枚には久々にそのキョーレツな残念さがガッツンガッツン迸り出てをることだなぁ、と、改めて感じ入ってしまいました。

まぁ、東京に戻って現像あがったときに泣きたいキモチになったのはほかならぬ撮影者自身だったんでしょうから、これ以上追い討ちをかけないのが同病の士に対する思いやりってもんです。

若いって悲しいッスね(笑)。


以下、2023年9月16日に追記

超高精細で再スキャンしてみました。

611210-230916.jpg

車体番号がどこに書いてあるかとゆーと、

611210-230916-2.jpg

京阪60形は#61から#63の3両が稼働していました。

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車体番号を仔細に点検すると、最も近い文字は60に見えますが、一の位の数字は1にも2にも見えません。とゆーことは消去法で、いま寝屋川車庫に保存されている#63であろうと判断できると思うんですが、初見の御見解や如何?

ついでに、

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ここまで超高画質にすると『こわび』の文字がくっきりと判読できました。

611211-230916-2.jpg

右書きだったんですね…。

以上、2023年9月16日追記、終わり


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コメント

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急行まつしま2号

ナイショさま
23/09/16 11:48の投稿者さん:こんにちは、コメントありがとうございました。

でしょうね(笑)。ワタシも撮影者が存命なら公開は考えたと思います。同時に我が来し方を顧みれば、残念写真撮影者が超人に見えちゃうくらい凡庸でつまらんクソ写真ばっかり撮ってきました。あと何年生きるか判りませんが、死後世間様に恥をさらさないよう、アタマがはっきりしているうちにネガは処分しとかなきゃ、と考えております。

新プロジェクト、進捗を拝見するのが楽しみです。カラダ壊さない程度に頑張ってください♪
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プロフィール

急行まつしま2号

2019/8/12 に Yahoo blog から移ってきました。2008/3/28 から活動しています。

残念写真はFH君(高校時代の同級生)の叔父さん(故人)が1960~62年にかけて撮影したもので、まつしま(以下、管理人という)は約40年前、高校卒業時にそのベタ焼きスクラップ帳をFH君から預かりました。

約半世紀が過ぎ、管理人にも終活準備の必要が迫ってきましたが、どの被写体もこのまま埋もれさるのはあまりにも惜しいと考えて公開を決意しました。

全ての記述と残念写真を除く全ての画像は、管理人によるものとお考え下さい。従って、残念写真に対する苦情・異議等は、いっさいお受け致しかねます。この点、あらかじめご了承頂くとともに、不同意の方の閲覧は(たとえ記事が全公開に設定されている場合であっても)お断り致します。

また、残念写真以外の全てについては、管理人の責任と権限で対応致しますが、管理人が【適切でない、相応しくない、好ましくない、不快である】等と判断した書き込みは、発見し次第、全て管理人の一存で警告なしに即刻削除します。この点も併せてご了解頂きます。

なお、上記の点は、全て【管理人の固い意思】であって【どなたからどのような種類の申し入れ等があっても応じない】こと、及び【どなたとの議論にも応じない】ことを、あらかじめ明記しておきます。

これらの方針に同意されない方の閲覧は当方から固くお断り致しますので、どうぞ速やかにご退出ください。

記事を閲覧される方は、(万が一紛議等が生じた場合も含めて)全てここに記述した方針に同意され応諾された方として対処致しますので、念のため此処に併せて明記しておきます。

原則的に【来る者は拒まず】が基本スタンスですが、ただし、管理者に対して過去に敵対的言辞等を執った事実のある者からの再接触等は、たといそれが当該敵対的行動の撤回及び謝罪並びに釈明等であっても、その全てを拒絶します。

もし釈明や和解の必要を感じたなら、その時点で直ちにそう処置した筈であり、またそう処置すべきでもありました。それをしないまま再接触を図るということは、

①なんらかの意図があって、非敵対的な態度を偽装もしくは隠蔽している

②記憶力に欠陥のある攻撃的性格

上記①または②のいずれかと考えざるを得ません。すなわち将来に於いて再び敵対的言辞を吐き散らし敵対的行動を執る危険性が極めて大きい者である可能性を窺わせる者である、と見做し得るわけで、そういう面倒くさいヤツと関わり合うのは金輪際願い下げ、二度と御免蒙ります。

そんなヤツに愛想笑いなどする気は全くありません。見つけたら直ちに叩き出して塩を撒くので、そのつもりで。

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